6月半ばから始まった「中国経済の株価暴落」は、日経平均株価の勢いにブレーキをかけるなど、世界経済に影響及ぼしています。

本欄では、「今回の株価暴落が、中国バブルの崩壊なのか?」「そもそも中国バブルって何?」という疑問に答えていきます。

「バブル崩壊」は大事には至らなかった?

まず、今回の株価暴落の被害規模を見ていきます。

「株を買えば株価が上がる。株価が上がれば株を買う」状態だった中国の株価は、ピークの6月12日から、30%近く下がりました。同じことが日本で起きたら、大変なことです。