2015年9月号記事

The Liberty Opinion 1

中国による「歴史ねつ造」追及

「南京」「慰安婦」資料が最終審議で焦点に

「問題がある」とユネスコが判断

ユネスコの世界記憶遺産に、中国が「南京大虐殺」「従軍慰安婦」資料を登録申請している問題で、両資料が事前審議で「問題がある」案件として扱われていることが分かった。

ユネスコ関係者によると、 記憶遺産登録に向けた事前審議で、世界中から申請があった全96件のうち、5~7件の申請に「問題がある」と判断したが、ここに中国の「南京」「慰安婦」資料が含まれた 。これらについては、10月上旬の最終審議の場で、「じっくり検討する」という。

本誌7月号では、96件のうち不備が見られた数件に対し、ユネスコが追加資料の提出を求めたことを報じた。だが、ユネスコ側が中国の両資料を「問題がある」と認識したことが明らかになったのは、今回が初めてだ。