講演する土田喜代一さん。
天皇・皇后両陛下が4月8日、パラオ共和国を訪れ、先の大戦での戦没者の慰霊を行います。同国のペリリュー島は、約70年前に日本軍約1万人が米軍約4万人と戦って玉砕した地。敗戦してもなお、一部の日本兵は洞窟に立てこもって抵抗を続け、終戦後の1947年4月にようやく投降しました。その時、生存者は34人だけでした。
天皇陛下の御行啓(ごぎょうけい)が近づく中、ペリリュー島の戦いで生き残った一人である元海軍上等水兵の土田喜代一(きよかず)さんがこのほど、講演「大東亜戦争を語り継ぐ会」(産経新聞社雑誌「正論」主催)で、当時の体験を語りました。