日本経済新聞ウェブ版に標記の数字が報じられていた。

ザ・リバティでは、これまでも日本の医療に、規制緩和やマネジメントの考えを取り入れることを訴えてきた。

赤字が常態化している公立病院に対しては、黒字化を達成している民間の医療マネジメント手法を取り入れることが急務といえる。

実際、本誌2010年7月号でも取り上げたが、かつて株式会社立の病院勤務医であった本田宜久氏(現医療法人博愛会 頴田病院院長)は、年間2億円もの赤字にあえいでいた市立病院を、民間のマネジメント手法をもちいて、黒字化に導いている。

本田氏によれば、経営改善のポイントは、民間であれば当たり前の仕入れ業者との価格交渉や、職員の給与ベースを民間ベースに改める。そして、患者様をお客様と見なして、意見も積極的に取り入れ日々サービスを向上させてきたことという。

「医療のコストダウンは質の低下につながる」という意見もあるが、実際には、”医療ミス”の発生率は民間よりも公立の方が高い。
コスト削減と医療の質の関係は、質の向上への努力をしない言い訳にしかなっていない。(K)

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ザ・リバティ本誌 2010年7月号 P.56 ~ P.65
こうすれば、もっと「早い、安い、質のいい」医療が受けられる

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