2009年11月号記事

プレコグたちの未来図第3回

戦慄のプレコグ・日本編(1)

加州良樹

【かしゅう・よしき】1968年生まれ。長崎県在住の現役の高校国語教諭。テレビアニメ「ドラえもん」放映開始時の小学生、すなわち“のび太世代”である。「SFや漫画に出てくる架空未来史の視点から現代日本の進むべき道を考えてみよう!」という、あやしさ満点の研究に没頭している。

SF作家たちは予知能力者だったのだろうか?

ある時は警告として、またある時は未来ビジョンとして彼らの作品は後れてくる人類にメルクマール(指標)となる事象を作品に遺してきた。彼らの作品から現代社会や未来への指針を探るエッセイ。