2015年2月号記事
法話抜粋レポート
起業を志す若きチャレンジャーたちへの指針
「実戦起業法」
12月6日 幸福の科学総合本部
本法話は、起業を志す学生や若者を念頭に、3つの質問に答える形で説かれた。幸福の科学グループを“起業"した、大川総裁自身の経験に裏打ちされた、実戦的な内容となった。
起業に必要な努力と考え方
起業に当たっては、まず事業のテーマ、分野選びが重要となる。大川総裁は、 「ニーズがあり、自分の興味関心がある内容の方に仕事を進めていくことが王道」 であるとして、ニーズがなかったり、ニーズはあっても好きになれない分野で起業することは簡単ではないと述べた。
だが、自身も幸福の科学をスタートさせた当時、宗教へのニーズは必ずしもなかったとして、内心のうずきを感じる分野があるなら、市場をつくり出し、新しいニーズを掘り起こすくらいのヘソ曲がりとなれと励ました。
また、起業分野が決まっても、ゼロから事業を作り出していくことは困難が伴う。それでも起業を志す若者に、お金、知識、経験といった「元手」づくりの大切さが語られた。アルバイトをする時には、「人の動き方・使い方、金銭感覚、顧客対応の仕方」などに着目して経験を積むことを勧めた。
また、一度社会に出てから起業する人もいるが、大企業から独立する場合の注意点にも言及。自分にない能力を持つ人の協力を得つつ、初めは慎重に事を進め、 「勝つべくして勝つ、成功すべくして成功するという考え方を持つべき」 と強調した。
イノベーションを続けて発展していくために
ゼロから始めた事業を軌道に乗せたとしても、それを大企業に育てていくことはさらに難しい。一人でイノベーションを続けていくことは、簡単ではないからだ。発展を続けていくためのポイントとして、大川総裁は「教科書化」と「人材養成」を挙げた。
「安定軌道、成功軌道に乗ってきた段階で、『どのように我が社は成功したか』を考える習慣をつける」 ことにより、社員で共有できるテキストを作っていく。これによって、 「自分がやらなくても人に任せてできるような部分ができ」 て、人材の養成が進み、経営規模を広げていけるという。特に自分の分身となる人材養成に当たっては、自社の方針を固め、繰り返し語って共有していくことが重要となる。
他にも、セクショナリズムを乗り越える方法、抜擢人事の難しさ、学生時代に修得すべきことなど、起業家を目指す学生や青年は、是非とも学んでおきたい内容ばかり。もちろん、自らの経営姿勢を振り返って、一層の脱皮を目指そうとする現役の経営者や管理職にもお勧めの法話だ。
最後は 「向かい風でも追い風でも、どちらでも前に進めるのが本当の経営」 であると締めくくった。
ここに紹介したのは法話のごく一部です。詳しくは幸福の科学の施設で、ぜひご覧ください(下記参照)。
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