2014年12月号記事
守護霊って何ですか?
大川隆法総裁が次々と収録・発刊する「守護霊霊言」。その内容は、本人の発言と一致するケースが多いのですが、違う場合もあります。守護霊と本人の関係を探ってみましょう。
特定の宗教を信じていなくても、「自分を見守っている霊がいる」と感じている人は多いのではないでしょうか。
2007年に日本で1800人を対象に行われた調査では、「守護霊」が「いる」「いるような気がする」と答えた人は51・7%に上りました。(注1)
(注1) 真鍋一史『「宗教意識」の構造』(関西大学社会学部紀要107号)
守護霊の正体とは
また、「守護霊の正体」について、「死んだペットの霊」や「ご先祖様の霊」と考える人もいますが、これは本当にそうでしょうか?
大川隆法・幸福の科学総裁は、守護霊について、 「本人自身の魂の兄弟の一人が守護霊であり、本人を指導している」 (『 神秘学要論 』)という霊的真実を明かしています。
一般的な人間の魂は、リーダー格の「本体」と、そこから分かれた5体の「分身」という計6体の意識によって「魂の兄弟」というグループを構成しています。 人間は霊界と地上の間で「転生輪廻」を繰り返して魂修行をしている存在ですが、実は地上に生まれている魂は、魂全体の一部だけ。霊界に残された部分の方がはるかに大きいのです。海上に見える部分はわずかで、海中部分が圧倒的に大きい氷山の姿をイメージしてもらうと分かりやすいかもしれません。
その霊界に残された「魂の兄弟」のうち、特に現代の修行環境に最も適した霊が、地上に生まれている魂の「守護霊」となることが多いのです(右図)。ですから、守護霊は自分自身の魂の一部だということができます。
「守護霊霊言」と本人の言動は一致するか
心理学では「表面意識」と「潜在意識」があると言われています。この表面意識と潜在意識の関係は、地上に生きる人間と守護霊の関係と似ています。
心理学的に言えば、守護霊とは「自らの心の奥に眠る、普段は自覚していない潜在意識」と説明できます。ですから、地上の本人が自覚的に行う言動と一致しないこともあり得ます。
現在、大川総裁が世に問うている「守護霊霊言」は、総裁の比類なき霊能力によって、本人の「潜在意識」、つまり本音にアクセスしたものです。
すでに280冊以上の霊言が発刊されていますが、守護霊の発言と本人の言動の一致度には、かなり個人差があります(下表)。
アメリカのオバマ大統領や、中国の習近平・国家主席は、就任前に収録された守護霊霊言と、就任後の言動がほぼ一致しているケース。一方、読売新聞・渡邉恒雄会長や、元朝日新聞記者・本多勝一氏は、収録段階では守護霊霊言と本人の発言に大きな乖離が見られました。
こうした差が生まれる理由を、渡邉会長の守護霊自らが次のように説明しています。
「本人は、共産思想に染まって、戦後、いろんなものを読んだり聞いたりしてて、(中略)多少、そのへんに迎合してる部分もあるんだろうと思います」 (注2)
ただでさえ、潜在意識を自覚することは難しいもの。それに加え、地上の本人の意識が、この世で経験したり学習したりしたことによって、守護霊の意識とずれてくることもあるわけです。
しかし、魂全体の傾向性は、何らかの形で地上にいる本人の言動に現れてきます。後者の2人も、最近、守護霊霊言と似通った言動を見せ始めているのは興味深いことです。
(注2)『ナベツネ先生 天界からの大放言』(大川隆法著・幸福の科学出版刊)
守護霊霊言は「現代の奇跡」
大川総裁が、政治家、企業家、言論人など社会的影響力の大きい人物の守護霊霊言を発刊していることには、大きな公益性があります。
オバマ氏や習氏の本心を探ることは、日本の外交政策を左右し、国際秩序の安定に貢献します。また、傑出した人物の成功の秘訣に学ぶことは、多くの人に「人類の知恵」という共有財産を提供していることになります。
要人たちの本心が明らかになる霊言は、現在進行形の奇跡と言えるのです。
守護霊と本人の言動が一致
オバマ大統領 守護霊
霊言収録:2008年11月/12年11月/14年4月
バラク・オバマのスピリチュアル・メッセージ , オバマ大統領の新・守護霊メッセージ
世界の警察官をやめる
本人は
軍事費削減路線を打ち出す。2013年9月の演説で、アメリカが世界の警察官であることを否定。
真珠湾攻撃を行った「日本は嫌いだ」
本人は
安倍政権の歴史観に否定的。靖国参拝後、米大使館から「失望」の意が示される。
習近平・国家主席 守護霊
霊言収録:2010年10月/12年9月
「大中華帝国」という新文明の建設を主張
本人は
主席になるまでは慎重、権力掌握と共に強硬路線に。今は「中華民族の偉大な復興」を訴えている。
守護霊と本人の言動がズレ
渡邉恒雄氏 守護霊
霊言収録:2012年10月
「南京大虐殺」を否定
本人は
南京大虐殺を肯定。2006年に朝日・若宮主筆と肯定する立場で対談している。
靖国参拝は問題なし
本人は
安倍首相の靖国参拝を批判(文藝春秋2014年9月号)。
※ただ、守護霊霊言発刊後、 読売新聞は慰安婦報道などで保守路線を強めている。
本多勝一氏 守護霊
霊言収録:2013年5月
「南京大虐殺」は嘘だと認め、反省する
本人は
その後も大虐殺肯定の立場。