UFO学と臨死体験は、それぞれ別の"超常現象"として研究されていたが、双方に共通するのは「霊界」らしいということがわかり始めている。
アメリカの国際臨死体験学会のホームページには、UFO研究者として著名なスティーブン・グリア医師の体験インタビューがある。スティーブン・グリア医師は、アメリカ政府が隠ぺいしている宇宙人テクノロジーの情報公開を求める「ディスクロージャー・プロジェクト」で有名な人物である。
彼は幼いころ、敗血症の悪化から臨死体験をしている。それは、脳神経外科医エベン・アレクサンダー博士が、彼のベストセラー『Proof of Heaven』で詳述している臨死体験と全く同じ「通常の時間感覚は消滅する」「言語を絶する美しさ」「恐れは存在しない」世界だった。彼は、そこで2つの光の存在から「言語に先立つ形態」、つまり言語以前の思念というエネルギーで彼の使命を伝えられた。それは、彼が現在、一命を賭して人類に訴え続けている、宇宙人の存在を広く公表することである。彼は、その後、肉体という形での宇宙人にも、霊的なエネルギー存在としての宇宙人とも遭遇・交流をしており、それは臨死体験時のエネルギーと非常に似ていると語っている。また彼は臨死体験後、医療行為なく敗血症が完治するという奇跡も体験している。
同様に、UFOと臨死体験の類似性を講義しているUFO研究者がアメリカのメーン州にいる。同州の地元紙「ザ・ヴィレッジ」によると、UFO研究者レイ・ファウラー氏は、マサチューセッツのセーレム大学などの成人教育コースとしてエイリアン・アブダクションについて教えている。彼は、父親が臨死体験をして以降、アブダクションと臨死には共通する部分があることに気づき、その類似点から研究を進め、現在、国際臨死体験学会に所属している。事実、エイリアン・アブダクティには、自分の過去世を思い出す人がいるという報告がある。魂の存在や転生輪廻など「霊界」は「宇宙人マター」と近い関係にあることがわかりつつあるということだ。
ちなみに、臨死体験した彼の父親は、遠隔透視で、友人の息子が第2次大戦時、戦場で無事か、何をしていたかを当てている。
臨死体験、エイリアン・アブダクションなど超常現象に共通する「霊界」に焦点が当たり始めている。今後この「霊界科学」が様々な超常現象を解く鍵となるだろう。(純)
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2013年6月号記事 第2回 国際臨死体験学会 - マルセイユ 参加レポート
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2014年5月29日付本欄 神秘現象をリーディングで調査 超常現象には科学を超えた部分もある