ロイターによれば、 中国が欧州への影響力を強めようとしている。

ギリシャ、スペインの国債を購入する方針を示したうえ、中国企業のドイツにおける事業拡大を狙う。

中国政府は、 2010年の1年間で20人以上の省長、書記、閣僚級の人事異動を行っており、12年の最高指導者交代を控え、各派閥によるポスト争いが本格化している。

その中で力を増しているのが、この李克強副首相が属す「胡錦濤派(共青団派)」と、次期最高指導者・習近平国家副主席が属す「太子党」だ。

今回の李副首相の欧州での動きも、こうした権力闘争の一つと思われる。 12年の党大会に向けて、今後ますます激しくなってくるだろう。(吉)

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