アメリカでも中国の海洋進出に対しては警戒論が主流となっているが、リベラル系メディアにはなお、中国との協調を重視する論調がある。
New York Times紙 が社説で、米空母への脅威となる弾道ミサイル配備を進めるなど、中国がアジアに展開する米軍への挑戦を始めていると論じている。それに対し、アメリカはアジアでの対中抑止力を高めるとともに、外交努力を通じて軍事的な挑戦よりも協調の方が得であると北京を説得すべきと提言している。
昨年の今頃は、キッシンジャー元国務長官やブレジンスキー元大統領補佐官らが、米中で世界の重要事項を決めるという「 G2論」を唱えた。しかしこうした論調は少数派になりつつある。

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