ローマ法王フランシスコは9日、会議を行うためローマに訪れたバン・キムン国連事務総長ら国連高官に対する演説で、「貧富の差を無くすために、政府が富を貧者に再分配するべきだ」と主張した。米CBSニュースが報じた。

フランシスコ法王は、以前からこうした社会主義的な主張を繰り返してきた。昨年11月に発表した公式文書では、資本主義について「根本において不公正」「人間性を殺す経済」などと批判。今回の「政府による富の再分配」という提言は、さらに具体的な発言だ。