今、政府は、集団的自衛権の行使容認に向けて動いています。様々な立場の人々が議論しているこの問題ですが、実はそれを認めた最高裁判決があります。1955年~60年代に起きた「砂川闘争」をめぐる一連の事件判決である「砂川判決」です。
その砂川判決を、政府の有識者会議である「安全保障の法的基盤の再構築に関する懇談会(安保法制懇)」が、近くまとめる報告書に引用する方向で調整を進めていることがわかり、集団的自衛権の行使容認に反対する立場の人々からは反発の声も上がっています。
では、そもそも「砂川判決」とは、どういった内容なのでしょうか。