NHK総合で6日に放送された「クローズアップ現代」に、駐日アメリカ大使のキャロライン・ケネディ氏が登場した。NHK経営委員で作家の百田尚樹氏が、米軍による東京大空襲を「大虐殺」と表現したことなどを理由に、ケネディ氏は以前、NHKのインタビューを断っていた。
インタビューでは、靖国参拝に対する米大使館異例の「失望」声明発表の真意や、安倍首相の歴史観、日韓関係の冷え込みなどがテーマとなった。
特に注目される論点である「失望」声明についてケネディ氏は、「自分たちの立場を明確にしたと考えます」と、あくまでも意見があるので述べたまでだと語った。一方で、歴史問題で冷え込む日韓関係を改善するために、それぞれと同盟関係を結んでいるアメリカが具体的に何をできるかと聞かれて、「日韓両国は緊張緩和のプロセスを主導すべきです」と、当事者が主体的に動くべきと答えていた。
繰り返し出てきたキーワードは、「(日米の)強固なパートナーシップ」。強固な日米同盟がアジア地域の平和と安定に資すると何度も訴えていたのが印象的だった。
実は、ケネディ氏と、NHKクローズアップ現代のメインキャスターであり、今回インタビュアーを務めた国谷裕子氏の本心は2月、大川隆法・幸福の科学総裁による両氏の守護霊霊言で明らかにされていた。その内容は大川隆法著『駐日アメリカ大使キャロライン・ケネディ日米の新たな架け橋』『クローズアップ国谷裕子キャスター』(ともに幸福の科学出版)に収録されている。
霊言の中でケネディ氏の守護霊は、駐日大使の使命について「私はもちろん(日米の)二国間の絆を強めたいと思っています。それがオバマ大統領から与えられた使命です」と話しており、今回放送されたインタビューで繰り返していたキーワードと通じるものがあった。「失望」声明についても、「私たちは『失望している』と言いましたが、それは単に『失望している』というだけの意味です」と答えたほか、日韓関係についても、「二国間で争っていただけますか」と答えるなど、ケネディ氏本人の回答を予言するものとなっていた。
一方、国谷氏は、常にインタビュアーに徹し、ほとんど自身の考え方は出さない。今回の放送でも、質問の際、「日米関係は安倍政権の一員、NHK経営委員、会長の発言で影響を受けているといわざるを得ない」とVTRのアナウンスを繰り返す形で発言した。これは一見、NHK側が安倍政権に責任をなすりつける意向を受けたもののようにも見える。
しかし、これは国谷氏の本音であろう。国谷氏の守護霊霊言では、「(籾井勝人NHK会長は)『「安倍首相のお友達グループ」の一員と見られている』ということなんじゃないでしょうか」「(政治的には)リベラルのほうに近い」「戦争がない社会がいい」と明かしている。ケネディ氏に対する質問も、守護霊霊言によって予言されていたといえる。
クローズアップ現代のインタビューの最後に、ケネディ氏は「言葉の力を信じる」と語っていたが、日米の強固なパートナーシップという言葉を現実のものとする具体的な努力を、共に続けていかなくてはならない。(居)
【関連書籍】
幸福の科学出版 『守護霊インタビュー 駐日アメリカ大使キャロライン・ケネディ 日米の新たな架け橋』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1108
幸福の科学出版 『クローズアップ国谷裕子キャスター』 大川隆法著
https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1107
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