2014年3月号記事

番外編

いじめは必ず解決できる
いじめから子供を守ろう! 相談室

いじめに関する悩みに、毎月、一般財団法人「 いじめから子供を守ろう!ネットワーク 」の井澤一明代表がお答えします。

ネットワーク連絡先(本連載で答えてほしい質問もお待ちしています)

Tel.03-5719-2170 Fax.03-3492-7137

e-mail: kodomo@mamoro.org

井澤一明

(いざわ・かずあき)6年間で5000件以上のいじめ相談を受け、いじめ解決の専門家として各地の学校などでの講演やTV出演で活躍中。

いじめから子供を守ろう!ネットワーク公式サイトはこちらでご覧になれます。

http://mamoro.org/

2014年はいじめが確実に減る年に

2013年は、「いじめ防止元年」だったと言えるでしょう。6月に「いじめ防止対策推進法」が制定され、社会が「いじめを許さない」という姿勢を強く示した年でした。

しかし、この法律ではまだ不十分です。なぜなら、「いじめ防止法」の中には、いじめの隠蔽、放置、さらにはいじめに加担する教員や学校に対して、明確に責任を問う罰則が盛り込まれていないからです。

「罰則がないものに、わざわざ一生懸命に対応する必要はない」と考える教師がいます。現に、法律成立直後の7月にも、いじめを起因とした自殺が相次ぎました。

「いじめ防止法」に教師への罰則を盛り込んだ「いじめ処罰法」とも呼ぶべき法律にしなくては、いじめに苦しむ子供たちを本当に守ることはできません。