すでに1400冊を超える書籍の発刊、2100回以上の説法を重ねている、幸福の科学グループの大川隆法総裁。その量も人間業とは思えないが、ジャンルも、宗教、政治、経営、科学、教育などと多岐に及んでいる。

これだけ膨大な教えが説かれていると、最近幸福の科学の教えに出会った人からは、「幸福の科学は、一体何が中心の教義なのか?」「何のために活動しているのか?」という疑問も出てくるだろう。

そうした疑問に対して、教祖自ら答えた内容が、一冊の本になった。20日から全国書店で発売される『幸福の科学の基本教義とは何か』(大川隆法著)だ。

本書では、まず、幸福の科学が求めている「幸福」とは何か、という定義について説かれる。

一般的に世間では、成功して財産や地位、周りの尊敬を得ることが「幸福」であると考えられていることが多いが、それだけでは寂しいものがある。

幸福の科学は、「人間の本質は魂であり、永遠の生命を持っている」「あの世こそ本来の世界である」という人間観、世界観を前提としている。そのため、「この世とあの世を貫く幸福」を求めている。

本書ではさらに加えて、この世の友人との信頼や、家族との小さな幸福をも投げ捨てて、普遍の真理のために生きた偉人たちを紹介しながら、基本教義が示される。

また、幸福の科学の基本教義のひとつに、「愛・知・反省・発展」の「四正道」がある。そのうちの「発展」の教えは、個人の成功はもちろん、お互いに愛し合い、信じ合う理想の社会、国家をつくろうという教えである。

本書では、この「発展」の教えについて、「神仏から悪と見えしものが広がっている部分を縮小し、消していく。そして神仏の光を帯びた活動に置き換えていくこと」と説明。幸福の科学グループのミッションの観点からもう一段奥深い定義がなされた。

これを読めば、幸福の科学が、現在、中学・高等学校に加えて、大学まで設立しようとしていること、何度負けたとしても、政治活動を続けていることの意味が、幸福の科学の教義と不可分であることが分かるだろう。

幸福の科学の教えは膨大であり、最近では霊界科学やUFO、未来を見通すリーディングまで、日々進化し続けているため、この一冊だけで理解できるようなものではない。だが、幸福の科学が何を目指し、どんな思いを持って活動しているかを知る上で、大きな手がかりになる一冊であるとはいえそうだ。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『幸福の科学の基本教義とは何か』 大川隆法著

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