インドのスラム街で、貧しい人々の救済に人生を捧げたマザー・テレサ。彼女の献身的な活動はキリスト教の信仰に支えられていたが、その生き様はクリスチャンならずとも心揺さぶられるものだ。

マザーが亡くなってはや16年が経つが、死後、どのような世界に旅立ち、あの世でどんな仕事をしているのだろう。

それを明らかにしたのが、9月12日より全国の書店で発売されている『マザー・テレサの宗教観を伝える─神・信仰・この世と来世・ミッション─』(大川隆法著)である。大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が、マザー・テレサの霊を招霊し、現在の考え方やあの世での活動について聞いたものだ。

霊言は英語で収録されたが、日本語訳付で発刊される。

マザーの霊は、シンプルな英語で、死後、霊界で学んだことを話した。生前、熱心なキリスト教徒として生きた彼女は、地獄が想像以上に深いことや、天国が心境に応じた階層の世界になっていることなど、聖書の教えにはない霊界の諸相に少々戸惑ったことも明らかにした。

ただ、あの世に帰ってからも、マザー・テレサの中心的な関心事は、「救済」にあるようだ。虚栄心を捨てることの大切さ、神の愛を伝えることの喜びを諄々と語っている。

愛を説くキリスト教から、帝国主義、植民地主義の国が生まれたことについては、イエスの教えと異なることに悲しみを感じているようだ。性的スキャンダルや、バチカン銀行の問題など、不祥事の絶えない現在のカトリック教会についても苦言を呈した。

霊界に住むマザー・テレサからのメッセージは、地上に生きていたときに彼女が持ち続けていた、信仰、愛、祈りといった「思い」は、死後も不滅であることを証明している。その言魂から、「神への信仰」という目に見えぬもののために生涯を捧げることの価値を感じ取れるだろう。

【関連書籍】

幸福の科学出版 『マザー・テレサの宗教観を伝える─神・信仰・この世と来世・ミッション─』 大川隆法著

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