中国の通貨、人民元での貿易決済が増えている。中国人民銀行によると、2013年1~6月の人民元建て貿易決済額が、日本円で約33兆円に達した。前年度比で64%の増加だ。人民元の「国際化」が着々と進んでいる。
国際取引で使われやすくなるということを、通貨の「国際化」と言う。日本企業同士が「円」で取引するのは当たり前だが、国際取引ではそうはいかない。例えば日韓の輸出入なら、円、ウォン、ドルのどれで支払うか決めなければいけない。現在、使われる通貨として「最大シェア」を誇るのはもちろん基軸通貨ドルだ。次にユーロ、円、ポンドと続く。
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