2013年6月号記事

第三回

幸福実現党党首 矢内筆勝の必勝行脚録

矢内筆勝

(やない・ひっしょう)1961年生まれ。早稲田大学卒業後、朝日新聞記者を経て幸福の科学グループに入局し、広報局長、常務理事などを歴任。NPO 「いじめから子供を守ろう!ネットワーク」や保守系市民団体の立ち上げにも関わってきた。

矢内筆勝の「言行録」はブログでご覧になれます。

http://yanai-hissho.hr-party.jp/

時代が宗教政治家を求めている

4月28日に投開票された参院山口補選で、幸福実現党からは河井美和子氏が立候補。宗教政治家としての人柄と人間性を前面に戦い、私も現地に応援に駆けつけました。

今回は、安倍晋三首相の文字通りお膝下での選挙戦でした。ここまでの安倍内閣は、大規模な金融緩和など幸福実現党の政策を取り入れて、いい方向で政治を進めています。3年間の民主党政権でボロボロになった日本を、立て直そうとする意気を感じます。

国防は先延ばしできない

その一方で、北朝鮮の核ミサイルや中国の軍拡といった問題を前にして、国防強化は避けては通れない課題です。しかし、安倍首相は国防政策を封印し、参院選まで「安全運転」の構えを見せています。

確かに、経済は右肩上がりで、外交はアメリカ任せでも成り立った時代であれば、国防問題を先延ばしにするという選択肢もあり得たのかもしれません。しかしもう、安穏とした戦後の時代は過ぎ去ったということを忘れてはなりません。差し迫った日本の国防の現状を国民に真摯に説得し、なすべきことをなすという姿勢が自民党に求められています。

中国や北朝鮮の軍事的脅威という「黒船」が来ている今、日本は明治維新前夜と同じ状況にあります。ならば維新の時と同じように、日本のために命を捨ててでも、無私無我の精神で成すべきことを成す、志士のような政治家が要ります。時代がそうした宗教政治家を必要としているのです。

悪には屈しない決意を

日本を守るには、国防体制の強化やそれを担保する経済力も必要ですが、何よりも、「どんなに脅されても、侵略には絶対に屈服しない」という、尋常ならざる強い決意、覚悟が必要です。

ここまでは順調な安倍政権ですが、万が一の危機対応でその真価が問われることもあるでしょう。例えば、独裁国家・北朝鮮は日本の大都市も攻撃すると脅しをかけています。ミサイルで周辺国を脅すこうした危険国家は、いつ何をしでかすか分かりません。もしもの時に国を守るためには、やはり己を捨ててでも国を守り抜くという姿勢が必要でしょう。

幸福実現党は、「悪には絶対に屈しない」という決意のもと、この愛すべき日本を守りたいという真心で、「誠の政治」を行っていく決意です。保守の考えを持つ心ある人々の力を結集し、国を守るためにやるべきことを、着々と訴えていきたいと思います。