2009年1月号記事

利を捨て、愛と義を貫いた智将

2009年大河ドラマ「天地人」の主人公

日本の名山に名を連ねる山々、どこまでも続く海岸線。雪解け水は名水を生み、棚田には大地の恵みが実る。瞼を閉じれば浮かぶ、日本人の心の原風景だ。そんな安らぎの地、新潟で、一人の人物がクローズアップされている。直江兼続──。戦国の世にあって愛と義に生きた武将は、来年のNHK大河ドラマ「天地人」の主人公である。主君、上杉景勝とともに生きた波乱に満ちた生涯をたどるべく、兼続の生まれ故郷、新潟のゆかりの地を訪ねた。(編集部 木藤文人)