中国でヒトへの感染が確認された鳥インフルエンザウイルス「H7N9型」の感染者は5日までに14人にのぼり、そのうち5人が亡くなった。家禽類の運送業者や、食品市場に勤める人などに感染者が出ている。また、食品市場に出されたハトからウイルスが検出されており、鳥から人に感染したと見られている。
原因のウイルスが人から人へ感染するタイプに変異したものかが懸念されるが、まだ分かっていない。ただ、このウイルスが原因で亡くなった上海の女性の知り合いの中に、発熱などの症状を訴える人がいることから、可能性が指摘されている。
林芳正農水相は5日、「中国からの生きたニワトリや卵、鳥の肉の輸入を禁じることや、入国者の靴底の消毒などを実施して、水際でウイルスを防止することに全力を挙げている」と発表した。
インフルエンザについて、ワクチンや薬などの対処法は研究されているが、根本的な原因を突き止めるために、その霊的な背景にも目を向けるべきだ。大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は、新型の病気は「人類が信仰心をなくしている」ことに対する「天の警告」であると指摘しつつ、インフルエンザ流行の原因について次のように説いている。
「『風邪をひいていて、せきをしている人に会ったとき、頭がモワッとしてきて、しばらくすると、自分もゴホゴホとせきをしはじめた』という経験のある人も多いでしょうが、これは霊的に見て完全に憑依と同じ現象です」
「秋の虫たちは、急速に冷え込むと死んでしまいます。このあとあたりから風邪やインフルエンザが流行るのです」(下記関連書籍参照)
ウイルス性のインフルエンザは、実は憑依現象でもあるということだ。病気というものは霊的な現象でもあると理解すると、免疫力を高める方法も分かる。大川総裁は次のようにも説いている。
「免疫力は、実は、信仰の力、信じる力を持つと、かなり上がってきます。それは本人の意志としての想念の力でもありますが、日々、『仏のため、神のために、菩薩として頑張ろう』と思っていると、強い積極的な善念が体全体に満ちてきて、全細胞にじわじわと行き渡るため、免疫力が高まるのです」(同)
中国で新型インフルエンザが発生したのは、中国共産党の圧政によって信教の自由が失われていることに対する「天の警告」なのかもしれない。信仰心を否定されていることで、人々は真の意味での「免疫力」を身につけることもできない。新しいウイルスの感染が広がらないよう、手洗いの励行や検査の徹底は必要だ。しかし、正しい信仰が広がり、感謝や報恩の心で生きる人が増えていくことも、パンデミックの発生防止に必要なことなのだ。(居)
【関連記事】
2009年4月号記事 新型インフルエンザ対策最前線
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=1035
【関連書籍】
幸福の科学出版HP 『心と体のほんとうの関係。』 大川隆法著
http://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=124