BBCのモバイルラジオ番組「Out of the Ordinary(超常)」が、3月25日に興味深いレボートを配信している。1971年に『Breakthrough(大発見)』という著書を発表した超心理学研究家のコンスタンティン・ラウディヴ博士(1909~1974年)の実証実験を取り上げ、「死者の声を聞きたい」と願って、今も世界中で真面目に同じ研究に取り組んでいる人たちの話だ。

ラウディヴ博士は、「電子音声現象―EVP(Electronic Voice Projection もしくは Electronic Voice Phenomenonの略)」研究家として有名で、録音機をセットし、自分が質問をした後、数分間沈黙し、その空白時間に録音されたホワイトノイズの中から、"意味をもった人の声"を聞き取るという忍耐強い実験を繰り返し続け、判別できる7万2千件にも及ぶ膨大な録音事例をもとに、前掲の著書をイギリスで出版した。彼自身はラトビア人で6カ国語を理解したようだが、録音された"声"の中には、チャーチル、ヒトラー、スターリン、ムッソリーニといった有名人「らしき人物」のものも存在しているという。

この番組のプロデューサー兼司会者のジョリオン・ジェンキンス氏は、「多くの人が、なんとかして死者とのコミュニケーションを取れないかと考えているため、通常の心理学的手法がいとも簡単に"信じられないものを信じさせる"ことに利用されている」と言うが、ラウディヴ博士は、カトリック教徒でありながらユングの弟子で、超常現象を研究する科学者でもあり、特に「死後の世界の存在の可能性」について強い関心を持っていた人物だった。

ローマ・カトリックは、天国と地獄について説きながら、「死後の世界がどのようなものか」「人は死んだらどうなるのか」「人の魂はどこから来てどこへ行くのか」について、はっきりとした答えがない。

幸福の科学は、霊界からの「イイシラセ」という言葉を、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が自動書記で受け取ったことから始まった。人の存在の本質は霊的存在であり、あの世は存在し、肉体を失った魂も生前の人格を持ったままあの世で存在する――というのが霊的真実だと説いている。また、過去に亡くなった多くの人たちの「霊言」が多数収録され、公開している。

これまでの科学は、多くの実証を積み重ねた上で結論を導く「帰納的」手法で研究されてきたが、大川隆法総裁の霊界の探究にも同じ方法が採られ、新たな真実が次々と明らかになっている。霊界の秘密を明らかにしていくことが、今まさに最先端の科学となっている。(宮)

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