安倍晋三首相が15日にTPP(環太平洋経済連携協定)へ参加表明したのを受けて、16日付各紙はTPPの舞台裏や各国の反応について、それぞれの視点で記事を載せている。各紙のスタンスが微妙に揺れているのが見て取れる。

まず、基本的な姿勢として、全国紙に東京新聞を加えた6大紙の中で、日本のTPP参加に否定的ないしは懐疑的な立場をとっているのは東京だけだ。他紙はほぼ賛成の立場をとっていて、ネット世論が反対多数なのに対し大マスコミはTPPでは不思議と足並みをそろえている。

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