尖閣に上陸したミュージシャンのトクマ(TOKMA)さんが、25日発売の写真週刊誌「FLASH」10月9日号のトップ記事「尖閣上陸男の意外な正体」で取り上げられ、「3人の子供を持つ45歳のミュージシャン」「宗教団体『幸福の科学』の政党組織である幸福実現党の党員」などと紹介されている。

本欄でも報じてきたが、トクマさんは、今月18日に戦没者の慰霊のために尖閣諸島の魚釣島に上陸した人物だ。今回の記事では、魚釣島に上陸し、国防をテーマにしたメッセージ・ソングを歌う写真や、帰港後、沖縄のFM局の番組に出演した際の写真が掲載されている。

記事の中では、主に上陸の裏話が紹介されている。「かみさんに電話したら『何考えてるの』と怒ってね。子供には『パパは死んだ』と伝えたらしいんですよ」。さらに、出航した当日、1千隻の中国漁船が出港したと聞いて、死を覚悟していたという。

また、今回共に尖閣に上陸した「薩摩志士の会」の福沢峰洋氏は、漁船から泳いで魚釣島に上陸する時に岩場で足を怪我し、血だらけになったという。島を離れる際も、荒れる海に飛び込んで海上保安庁のゴムボートまで泳いで行くなど、死と隣り合わせだった。船に戻った後で漁船の船長から「あのあたりはサメが何万匹もいる」と言われ、さらに青ざめたという。今回の行動が、決死の思いで行われたことが伝わってくる。

トクマさんの予想に反して、帰港後の妻の反応はよく、「最初は驚いたけれど、尖閣をこれからどうするんだと思っていたときだったから、周りには喜んでくれた人は多いよ」と声をかけてくれたそうだ。

このトクマさんは25日、首相官邸前で行われた「政府に原発推進を求める集会」に参加。「魚釣島からやって来ました!」と挨拶し、持ち歌の『増税反対』の替え歌である『原発推進』と、『LOVE TRAIN』を熱唱した。

上陸時に持っていたホウキを掲げ、「僕はこのホウキで魚釣島を掃除してきました。このホウキでホウキ革命を起こします! 本当のことが語れるようにしたいじゃないですか。この国、掃除しましょう!」と呼びかけた。

他国への配慮や自虐史観に縛られて、自分の国を自分で守るという議論すらできない日本。さまざまなしがらみを「掃除」し、言うべきことを言い、為すべきことを為し、この国を守りぬかねばならない。(晴)

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トクマ尖閣上陸ライブ動画

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