中央の銅像が横井小楠

公開霊言抜粋レポート

維新思想の巨人 横井小楠が解き明かす
歴史における正義とは

「横井小楠の霊言」 2012年9月4日収録

「霊言現象」とは、あの世の霊存在の言葉を語り下ろす現象のこと。これは高度な悟りを開いた者に特有のものであり、「霊媒現象」(トランス状態になって意識を失い、霊が一方的にしゃべる現象)とは異なる。また、外国人の霊の霊言の場合には、霊言現象を行う者の言語中枢から、必要な言葉を選び出し、日本語で語ることも可能である。 詳しくは⇒⇒⇒大川隆法のスーパー霊能力 「霊言」とは何か

戦後はびこった自虐史観や左翼思想の結果、日本は中国の覇権主義に対抗する気概を十分に持てずにいる。そんな中、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁が招霊した明治維新の思想的巨人・横井小楠は、歴史の「イフ」に踏み込みながら、誤った歴史観に基づいた戦後体制の本質を鋭く指摘した。

以下は、霊言の抜粋レポートである。

私は明治維新を「サンドイッチ型革命」として構想した

勝海舟をして「横井小楠の思想を西郷隆盛が実践すれば維新が成就する」と言わしめた横井小楠の霊はまず、自身が思想面からリードした明治維新について、トップダウンとボトムアップの両方を織り込んだことが成功の秘訣だったと語った。

横井小楠 明治維新は、非常に複雑でな。上からの革命と下からの革命が同時に起きたんだよ。これが明治維新の革命の特徴だな。革命のなかに天皇家と公家を巻き込んだ。そういうサンドイッチ型革命にしたというところに、私の一つの味があったかな。西郷隆盛だって、勝海舟だって、江戸城明け渡しで交渉した二人とも、私の弟子とまでは言わんけれども、思想的影響下にあった人物だからね。私の教えを受けた人物が、江戸城で会見して無血開城をしたんだろう。

だからそういう意味で、フランス革命型の上にいる者を全部皆殺しにする革命にはならんかったということだ。もちろん、維新の志士対新撰組の斬り合いみたいなものは、いっぱいあったとは思うけども、百万都市の江戸が火の海にならなかったのは、私の思想的影響がそうとうあったと思うよ。

日本を社会主義国にしようとした人たちが生き延びている

戦後日本では、アメリカに敗戦したことの恨みが左翼思想となって現れ、今日までその傾向は続いていると横井小楠霊は分析する。

横井小楠 今、問題になってるのは結局、戦後体制の見直しなんだろ? 明治維新体制は先の大戦の終了をもっていったん崩れたわけで、マッカーサー占領下における体制が敷かれて、その流れのもとに戦後体制が続いたんだろうけども、それが67年続いて、グラグラきてるわけだな。

民主党の政権が3年前に起きたけれども、これは疑似左翼革命だった。戦後、安保闘争が2回あってそれぞれ敗れて、ソ連邦の崩壊でもう1回敗れるチャンスがあったのに、左翼のほうが敗れないで、日本資本主義のほうが20年間ぶっ潰された。

「アメリカに占領されて、日本人は300万人も殺されたんだから反米は当然だろう。これが国是である」と思った人がいて、左翼思想を持ってくればアメリカを追い出せると思ったわけだ。そして、「日本は共産主義国家とは言えないけども、社会主義国家としては成功し、その遺伝子は完成するのではないか」と思ってる人たちがだいぶいるわけだ。

だから親中派の人は、結局、反米派であるということだ。アメリカの没落を喜び、中国の躍進を喜んでいる連中が、多数になってきつつあるということだな。