現在全世界で公開され、史上空前のヒットを続けている映画「アベンジャーズ」は、米国マーベル・コミックのヒーロー・ヒロインたちがチームを組み、邪悪な宇宙人の侵略意図に立ち向かう映画。悪を許さない強い正義、白黒をはっきりとつける勧善懲悪がアメリカン・コミック漫画の真骨頂だ。

強烈な個性で互いに反目しあうアベンジャーズも一人のスタッフの殉死をきっかけにまとまり、最終決戦の場はニューヨークとなる。そこには娯楽映画として楽しめる要素をふんだんに盛り込みながら、「正義は強くなければならない」という精神に満ちている。みんなの共通の敵には団結して戦うという、アメリカ的な正義の価値観を広める心理的戦略も見えてくる。

この映画には、興業的には今までハリウッド映画の進出が不十分な東アジア地域へのさらなる普及を狙う世界戦略があるという。「戦う米国」のポジティブ・イメージを拡散するプロパガンダ映画という側面があるのだ。

日本も、直接的な外交・政治アプローチ以外に、このような自国のポジティブ・イメージの世界的伝播という国家戦略を持つことは重要ではないだろうか。その意味で、近隣の覇権主義国の侵略を跳ね返し、世界的な平和と繁栄を実現するプロセスを描いた今年6月公開の映画「ファイナル・ジャッジメント」と、今年10月公開予定の映画「神秘の法」は、まさに日本のポジティブ・イメージを拡散する「プロパガンダ映画」だ。

まずは、日本人自身が、アジアと世界の未来を創るカギは自分たちにあることをこの映画を通して知ってもらいたいものだ。(富)

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2012年9月号記事 驚愕スクープ! 中国の「秘密核基地」と「宇宙人交流基地」を遠隔透視 - すでに日本の主要都市に照準は定められていた!

http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4640

【関連サイト】

映画「神秘の法」公式サイト

http://shinpi2012.com/