2012年3月号記事

消費税を引き上げた1997年をピークに、日本の GDP (国内総生産)は低迷し続け、出口の見えない長期不況にはまってしまったようだ。

しかし、それでも日本は世界有数の経済大国だ。少なくとも海外からはそう見える。

内閣府の昨年12月26日の発表によると、 2010年の1人当たり名目GDPは、"ドルで換算"すると、4万2983ドルと過去最高。 OECD(経済協力開発機構)加盟国の中では14位で、前年から二つ順位を上げている。