共同通信社が23、24日に実施した全国電話世論調査で、菅内閣、民主党ともに支持率が過去最低を記録したことを、25日付東京新聞が報じている。

記事によると、菅内閣の支持率は6月末の前回調査時点では23.2%だったが、今回は17.1%で発足以来過去最低となった。逆に、積極的に「支持しない」と答えた不支持率は前回の61.2%から今回は70.6%に跳ね上がっている。「支持しない」と答えた中で、理由として多かったのが、「首相に指導力がない」(35.7%)、「首相が信頼できない」(18.1%)だった。

また、菅内閣の支持率下落と同時に、民主党の支持率も急落。前回の21.9%から今回は14.7%に落ち込み、2009年9月の政権交代後に最も低かった今年4月末の17.4%を割り込んでしまった。

菅首相、民主党はともに、野党時代、自民党が選挙を経ずに首相を変えることに対して厳しく追及していたが、この支持率を見て、今何を思うか。

09年衆院選では、多くの有権者が民主党に希望を託した。しかし、有権者は、その選択が間違いだったこと、マスコミの民主党寄りの報道で政権交代が実現したことに気づき始めている。短期間、国民をだますことはできても、長期間だますことはできないのである。(格)