《ニュース》
カナダのブリティッシュコロンビア州の中等学校で10日に起きた銃乱射事件で、9人が死亡しました。事件の犯人が18歳のトランスジェンダー女性であったことをめぐり、議論が紛糾しています。
《詳細》
犯人のジェシー・ヴァン・ルーツェラー氏は、自身の母親と11歳の義理の弟を殺害した後、4年前に中退した中等学校で、生徒と教師合わせて6人を殺害し、27人に重軽傷を負わせました。現場では、その後に自殺したものと見られる、ドレス姿のルーツェラー氏の遺体も見つかっています。
カナダでは「過去30年以上で起きた最悪の学校銃乱射事件」とされ、カーニー加首相は事件後の対応のため、13日に開幕するミュンヘン安全保障会議への出席を見送りました。
犯人のルーツェラー氏は、生物学的には男性であるものの、6年前に12歳で性転換治療を始めており、「人生を共有する方法」であったという自身のYouTubeアカウントにトランスジェンダーの旗を掲げ、「彼女」という代名詞で自己表現するなど、女性を自認するようになりました。また、過去に精神疾患に関する通報で警察が複数回、自宅を訪問して銃を押収するなどの対応をしていたといいます。
この他にも、過去数年間の間に、アメリカのテネシー州やミネアポリス州などで、トランスジェンダーの若者が学校を襲撃し、児童や教師を多数殺害する事件が起きています。今回の事件も、トランスジェンダーによる殺人事件の一つとして注目を集めています。
そうした中、トランスジェンダー擁護団体などは、「精神障害者による暴力」と、「トランスジェンダーとしてのアイデンティティ」は偶然の一致だと主張しています。もちろん、性別違和を抱える人の全員が必ずしも暴力的であったり、深刻な精神病を抱えていたりするわけではありません。
しかし近年、若者がうつ病や自閉症、自殺願望などの精神的苦痛を、「自分はLGBTQである」という不確かな自己認識に求め、性転換治療を行っていた事例が数多く明らかになる中(関連記事:「アメリカでトランスジェンダーの大学生が2年で半減との調査報告 ─ アメリカではLGBTQは『"作られた流行"だった』という見方が広がる」)、トランスジェンダーと精神疾患の間につながりを見る声は根強く存在します。
《どう見るか》






















