《ニュース》

アメリカ・マサチューセッツ州の職業高校が人気を博しており、2026年秋からは9年生(15歳)の入学者を抽選制にすることが義務付けられました。米ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)紙はこのほど、生徒・保護者の双方から高い支持を得ている職業高校の状況を紹介しました。

《詳細》

職業高校の人気から、マサチューセッツ州は26年度予算で、州内の職業高校の定員を3100人増やす助成金を計上しています。シンクタンクのパイオニア研究所によれば、マサチューセッツ内の職業高校の生徒は就業時間の半分が職業教育に費やされているにもかかわらず、共通学力テストなどでは普通高校の生徒と同等の成績を収めているといいます。

注目されているのが、職業高校を経由して大学に進学する生徒の意欲の高さです。

25年12月28日付WSJでは、職業高校で配管工の技能を身に着けた上で、公立の2年制大学であるコミュニティ・カレッジで経営学を学んで開業しようとしている学生や、工業高校で獣医助手の学生として学び、牛などさまざまな大きさの動物を扱う学生が大学に進学して獣医学校に進学しようとしている事例を紹介しました。

ある保護者は、高校生の時点で既に専門分野で実践的な経験を積んでいるため、大学に進学することは費用に見合う価値がある、と考えているといいます。看護師である保護者本人も「職業学校に行きたかった」といい、娘が通った職業高校は「本当に教育を受けたい、という気持ちを教えてくれる」と語っています。

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