2025年12月号記事

千代の富士と北の湖、そして雷電

『天御祖神の武士道』を体現した三人の力士

一時代を築いた大力士の歩みを追い、「神仏とつながっている」者の強さの秘密を探る。

大川隆法・幸福の科学総裁は、相撲について、「起源は、おそらく天御祖神あたりにあるのではないかと思います」と述べている。「神様の前では何一つ隠せない」からこそ、力士たちは褌一つで相撲を取り、「人間のいちばん素晴らしい技を奉納し、見ていただく」ために精進を重ねてきたのだ(*1)。天御祖神は日本の源流に位置する創造神であり、近刊『天御祖神 武士道を語る』でも、相撲の起源について言及が重ねられていた。

相撲はただの格闘技ではなく、「御神事として始まった」ものであり、「『神を護るための最強の兵士』を養うための訓練でもあった」。「『神聖な土俵のなかに入ってきた敵を叩き出す、倒す』ということが相撲の根本」なので、力士には「意志の力」や「信仰の力」を磨く鍛錬が求められたという(*2)。

そこで、本記事では、こうした観点から、相撲に流れる武士道精神を探ってみたい。

(*1)『現代の武士道』
(*2)『天御祖神 武士道を語る』

※注の特に断りのない『 』は、いずれも大川隆法著、幸福の科学出版刊。