《ニュース》

米下院監視小委員会で9日、未確認異常現象(UAP)、いわゆるUFOに関する公聴会が行われました(下院監視小委員会の公聴会の映像は、こちらのURLから視聴いただけます(全て英語): https://www.youtube.com/watch?v=LBKRr5OvF6E&t=1s)

《詳細》

公聴会では、昨年10月に米無人機がイエメン沖の"球体"に向けてヘルファイア・ミサイルを発射した際の映像が公開されました。共和党のエリック・バーリソン下院議員が提出したものです。ミサイルは命中したものの、"球体"を破壊するどころか、はね返されたようで、"球体"はそのまま動き続けました。アメリカのどんな既知の技術も、ヘルファイア攻撃には耐えられないといいます。

公聴会に証言者として参加した米空軍退役軍人のジェフリー・ヌッチェリ氏は、この映像をUFOの存在を示す「例外的な証拠」だと指摘。同じく証言者である米ジャーナリストのジョージ・ナップ氏は、「議会が閲覧を許可されていないこの種のビデオが大量に保管されているサーバーがある」と語りました。

またジェフリー・ヌッチェリ氏は、2003年から2005年の間にカリフォルニア州のヴァンデンバーグ宇宙軍基地(当時は空軍基地)で起きた事件について語りました。ヌッチェリ氏は、他の隊員らが任務中に、フットボール競技場よりも大きな赤く光る四角い物体や100メートル近い巨大な長方形を目撃するなど、説明のつかないことがあったことを明かしました。

前出のジャーナリストのナップ氏は、1982年にUFOが第三次世界大戦の引き金になりかけたことを示す旧ソ連の文書を入手したと語りました。1982年10月、旧ソ連の大陸間弾道ミサイル(ICBM)基地上空で、UFOが出現する事件がありました。そのICBMはアメリカに向けて設置されていたといいます。

ナップ氏は「これらのUFOは、信じられないほどの動きを見せます。分裂したり、再び合わさったり、現れたり、消えたりを繰り返します。そして(UFOが動いていた)この4時間の終わりに、ICBMの発射制御コードが点灯しました。何かが正しいコードを入力したのです。ミサイルは発射準備完了となり、停止させることができませんでした」という衝撃的な発言をしています。ソ連の将校たちは当然パニック状態になり始めたものの、UFOはすぐに消え去り、発射管制システムも正常に戻りました。

ナップ氏は「ゾッとする話だ。本当に、あと数秒で第三次世界大戦が始まるところだった。しかもその原因はUFOだった」と語っています。当時は何が起きたのか分かりませんでしたが、ソ連の関係者たちは電磁パルスのせいにしたり、根拠のない言い訳をしたりせず、むしろ、UFOがどこから来たのかは分からないものの、「彼らから送られたメッセージだ」と信じたといいます。

また別の証言者である海軍の現役上級海士長アレクサンドロ・ウィギンズ氏は、UFOらしきものが現場を離れた後に「通常推進の痕跡」を全く残さなかったと証言しました。

《どう見るか》