《ニュース》

米ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙と米シエナ・カレッジの共同調査により、20代の若い男性にトランプ支持が広がっていることが分かりました。

《詳細》

このほどNYTが報じたのは、アメリカで共和党・民主党の支持率が拮抗している「スイング・ステート(激戦州)」のアリゾナ・ジョージア・ミシガン・ネバダ・ペンシルベニア・ウィスコンシンの6州で8月に行われた、「トランプ氏とカマラ氏のどちらに投票するか」についての調査の結果です。

その結果、18~29歳のいわゆる「Z世代」の男性では、トランプ氏に投票すると答えたのが53%で、ハリス氏に投票すると答えた40%よりも13ポイント高くなっています。一方、同世代の女性では、ハリス氏に投票すると答えたのが67%、トランプ氏に投票すると答えたのが29%で、ハリス氏が38ポイントリード。「トランプ氏に投票する男性」と「ハリス氏に投票する女性」の差は51ポイントで、他の世代より大きくなっています。

NYT紙は調査結果に基づき、「トランプ氏に投票する」という若い男性たちに取材したところ、彼らが「保守化しているわけではなく」「民主党支持者であることもある」が、「自分たちはないがしろにされている」と感じていること、そして「『男性でいること』は大変になっている」と話していることを伝えています。

同紙が取材した一人である、ジョージア州在住で高卒で働く21歳の男性は、トランプ氏の物価高騰に関する政策に期待を寄せているとし、トランプ氏に投票する理由としては「家族を養えるようにするため」と言及。中絶の権利やLGBTの権利保護には賛成の立場だが、「男の子たちは、よき父親になって家族を養えるよう育てられていない」とコメントしています。

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