2023年8月号記事
その着こなしで大丈夫?
大人の身だしなみ講座
Vol.63
ファッションコラムニストの大ナギ勝氏に、間違いやすい着こなしや意外と知らないルールをお聞きします。
一生使える着こなしの教養を身につけましょう。
あなたも周囲も輝かせる! 着こなし術 (15)
クールビズ期間でもだらしない印象にならないためには
株式会社 ムービングオフィス 代表取締役
大ナギ勝
(おおなぎ・まさる) 高級婦人服ブランド(株)レリアンにて営業、バイヤー、宣伝など各部署で活躍。現在は杉野服飾大学の非常勤講師として教鞭をとる。著書に『商品よりも「あと味」を先に売りなさい』(日本実業出版社)など。
クールビズ期間と言われる季節になりました。環境省が2005年から呼びかけるキャンペーンです。
ところで、クールという言葉には、涼しいという意味以外に、映画などのセリフでよく使われているような「いけてる」「かっこいい」という意味があります。涼しさだけのクールならば、スーツスタイルからネクタイを外すだけで体感温度(*1)は下がります。しかし、それでは、夏のビヤガーデン帰りのサラリーマンスタイルと同じです。ネクタイを外しただけのスタイリングとノーネクタイを意識したクールビズは違います。この夏は「涼しい&かっこいい」の2つのクールを追求しましょう。