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国内の死者数が例年の水準をどれだけ上回ったかを示す「超過死亡」について、2022年は前年から倍増していたことを、国立感染症研究所などが明らかにしました。

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この集計結果は5日、新型コロナウィルス対策を助言する専門家組織の会合で示されました。研究班の分析では、2022年の超過死亡が最大で約11万3000人、2021年の最大約5万人から倍増したといいます。

松野博一官房長官は、「近年の中では大きな数値」としつつ、コロナの影響については「決定的な原因かを答えるのは困難」と述べています。ワクチン接種の影響に関しては審議会で議論が行われているとした上で、接種の継続には「特段の懸念はないとの結果であった」としています。

2022年の国内の死亡数は前年より12万9744人増え、戦後最多の158万人となっています。その中でもコロナの死亡者数は約3万9000人だったため、コロナ以外の死因で亡くなる人が増加しています。

今月4日に厚生労働省が発表した2022年1~11月の死因別の死亡数では、「循環器系の疾患」が前年比で約1万9000人増、「老衰」も約2万4000人増えており、循環器系疾患の7割、老衰の9割が80代以上となっていました。

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