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バイデン米政権が進めるLGBTQ推進の流れが、日本にもじわじわと浸透する一方、米保守州では多数派の権利が侵害される懸念を受け、過度な権利保護に抵抗する動きが強まっています。

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アイダホ州知事のブラッド・リトル氏(共和党)はこのほど、公立学校に通うトランスジェンダーの学生に対して、出生時の性別に従って学校施設を使用するよう求める法案に署名しました。

6月1日に州法として発行される予定で、共同トイレや更衣室などを含め、公立学校の生徒が自身の「性自認」に合わせて、自由に男性用・女性用を選ぶことが禁じられます。

アイダホ州に先立ち、アーカンソー州のサラ・ハッカビー・サンダース州知事(共和党)が22日、アイオワ州のキム・レイノルズ州知事(共和党)が23日に同様の法案に署名し、成立させています。共に州として初の女性知事であり、サンダース氏はトランプ政権時に報道官を務めた人物です。

アラバマ州やオクラホマ州、テネシー州でも、既に同様の州法が成立しています。

アメリカでは、スカートを履いた男子学生が、女子トイレで女子学生をレイプする事件も起きています。「少数者の権利保護」という名の下、その他の子供たちの安全が侵害される懸念を受け、保守州を中心に過度なLGBTQ保護に抵抗する動きが強まっています。

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