2022年12月21日、米ワシントンのホワイトハウスにある大統領執務室で会談するバイデン米大統領とウクライナのゼレンスキー大統領(画像:Salma Bashir Motiwala / Shutterstock.com)。
2023年3月号記事
ニュースのミカタ
国際
世界大戦を起こしたくて仕方がないゼレンスキー
ロシア―ウクライナ戦争が長引いています。
背景には、ウクライナのゼレンスキー大統領が西側諸国に軍事・経済支援を呼びかけ続け、西側諸国がそれに応えていることがあります。
昨年12月下旬、ゼレンスキー氏は米ワシントンでバイデン大統領と会談。バイデン氏は高性能の地対空ミサイル「パトリオット」を含む追加軍事支援の提供を発表しました。アメリカは昨年末に通った2023年度予算を合わせると、1000億ドル(約13兆円)をウクライナ支援に充てています。
ゼレンスキー氏は米連邦議会で、財布の紐を握る議員に向けて、「ロシアを今止めなければ、アメリカの他の同盟国を攻撃するのは時間の問題です。私たちは止めなければいけません」とさらなる支援を呼びかけました。
そして今年に入り、イギリスのスナク首相は英主力戦車「チャレンジャー2」14両などを新たに供与するとし、ドイツのショルツ首相は「パトリオット」や歩兵戦闘車「マルダー」の供与を表明。高性能のドイツ製主力戦車「レオパルド」はポーランドが供与を表明しています(1月16日時点)。