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岸田文雄首相は4日、首相官邸で開いた「新しい資本主義実現会議」で、2023年の春闘に向けて「物価上昇をカバーする賃上げを目標」と述べ、賃上げ実現に期待を示しました。
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所信表明演説で岸田首相は経済再生を「最優先の課題」と位置づけ、電気料金などの物価高対策や「構造的な賃上げ」に全力を挙げると方針を表明しました。
エネルギー・食料を中心とする物価高や安全保障環境の悪化を「国難」と指摘し、物価高や円安への対応、構造的な賃上げ、成長のための投資と改革の3点を重点政策と位置付けています。
賃上げを阻んできた「構造的な問題」に取り組み、賃上げと企業の生産性向上の好循環を実現させると表明。公的投資を5年間で1兆円に拡充して個人の「学び直し」を支援するほか、年功制から「日本に合った職務給」に移行するなど、労働移動の円滑化に向けた指針を来年6月までに策定するとしています。
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