《ニュース》

「健康寿命の理想と現実は10年以上の開きがある」ことが、このほど発表された健康総合企業の株式会社タニタによる調査から判明しました。

《詳細》

この結果は「人生100年時代の健康とフレイルに関する調査」により明らかになったものです。理想の健康寿命と実際の統計上の健康寿命には、男性12.87歳、女性11.61歳と、大きく隔たりがあることが分かりました。

調査では「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活したいと思う年齢(理想の健康寿命)」という問いに対して、回答は「90歳~94歳」(23.2%)がトップで、「80歳~84歳」(20.3%)、「100歳以上」(18.2%)、「85歳~89歳」(16.1%)と続きました。平均は男性85.55歳、女性86.99歳で、全体は86.27歳でした。

一方、厚生労働省の調査「健康寿命の令和元年値について」によると、実際の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳です。

なお今回の調査では、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できると思う年齢(健康寿命の予想)」という設問もありました。「80歳~84歳」(19.5%)、「85歳~89歳」(19.1%)、「90歳~94歳」(17.6%)、「75歳~79歳」(11.7%)の順に回答が集まり、「既に健康上の問題で日常生活が制限されている」(1.2%)と回答した人を除いた平均は男性81.31歳、女性82.44歳で、全体は81.87歳でした。

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