2022年10月号記事

その着こなしで大丈夫?

大人の身だしなみ講座

Vol.53

ファッションコラムニストの大ナギ勝氏に、間違いやすい着こなしや意外と知らないルールをお聞きします。
一生使える着こなしの教養を身につけましょう。

あなたも周囲も輝かせる! 着こなし術 (5)

秋のおしゃれはまず髪のメンテナンスを

株式会社ムービングオフィス 代表取締役

大ナギ 勝

大ナギ勝
(おおなぎ・まさる) 高級婦人服ブランド(株)レリアンに入社し、トップクラスのバイヤーや営業マンとして活躍。2013年、接客・販売の楽しさを伝えるべく独立。著書に『商品よりも「あと味」を先に売りなさい』(日本実業出版社)など。

汗ばむ季節から、徐々におしゃれに気を使いたくなる季節になってきました。

特にヘアスタイルが気になり始めるころですね。どのようなシーンでも、顔全体で真っ先に目が行くのがヘアスタイルです。

同じ人物でも、ヘアスタイルが違うだけで印象がかなり変わります。そのシルエット(髪型)に関しては顔の輪郭に合わせた対応が必要ですから、自己流であれこれ悩みすぎずに、行きつけのサロンのスタイリストさんや、床屋のご主人にお任せしましょう。

ここでは、シルエットに至る前のヘアスタイルへの考え方を中心にお伝えします。毛量が減ってきたとか、白いものが増えてきたとか……「年だから、もういい!!」とあきらめてしまうのではなく、年齢を重ねたからこそ、若いころ以上に「小ぎれい」を意識しましょう。