2022年8月号記事
インスピレーション型数学者の魁
ポアンカレ
岡潔、アインシュタインらに影響を与えた天才の本質
フランスが誇る天才数学者アンリ・ポアンカレ(1854~1912年)。世紀の難問と言われた「ポアンカレ予想」(*1)でその名が一部知られているが、大方の日本人には馴染みがないかもしれない。
(*1)単連結な3次元閉多様体は3次元球面と同相という予想。
岡潔、湯川秀樹、西田幾多郎を感化し『創造の法』でも言及された
大川隆法・幸福の科学総裁は、近代日本の学問的天才として数学者の岡潔や物理学者の湯川秀樹、哲学者の西田幾多郎などを挙げるが、実は、彼らが一様にポアンカレの影響を受けていたことを指摘している。
大川総裁自身もまた、ポアンカレの著作から創造性について学んだと語っているのだ(*2)。
著作『創造の法』で「『旅先で、乗り合い馬車のステップに足をかけたときに、パッとひらめいた』という数学的天才もいます」と述べているのも、他ならぬポアンカレのことである。
本記事ではその「インスピレーション型数学者の魁」に学び、「どうすれば、天からのインスピレーションを受ける人間となれるのか」という、創造性の秘密を探っていきたい。
(*2)大川隆法著『数学者・岡潔 日本人へのメッセージ』(幸福の科学出版)
湯川 秀樹
アルベルト・アインシュタイン
岡 潔