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ウクライナ情勢をめぐり、自民党の高市政調会長は21日の党会合で、自衛隊機による同国への物資輸送について、「物資の積み込み地であるインドから自衛隊機の受け入れを拒否された」ことを明らかにしました。

《詳細》

輸送計画は、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)からの要請を受け、自衛隊機がアラブ首長国連邦(UAE)とインドに備蓄されている毛布などを、ウクライナの隣国であるポーランドとルーマニアに運ぶというものでした。

インド外務省の報道官は21日の記者会見で、自衛隊機の着陸を拒否したことについて、「日本側には商用機の着陸と支援物資の積み込みを許可した」「日本が民間機を使って運ぶことは歓迎する」などと述べています。

20日からは、G20(主要20カ国)の財務相・中央銀行総裁会議が開かれ、オンラインで出席したロシアが発言をした際には、アメリカやイギリス、カナダの担当者が抗議し、一斉に退席しました。ロシアへの経済制裁を強めるアメリカや欧州連合(EU)、日本などと、制裁に慎重なインドや中国などとで対応が分かれる事態が懸念されています。

少なくとも「ウクライナに軍事支援する日本が国際的にはどう見えるのか」ということについて、平和ボケした日本政府が全く分かっていなかったことだけは明らかになりました。

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