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政府は12日、計38品目のロシア産製品の輸入を禁止すると発表しました。

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今回、輸入禁止となったのは、単板や松材のチップなどの木材4品目、航空機や船舶のエンジン部分などの機械類28品目、ウォッカなどのアルコール飲料6品目で、19日から適用されます。

これら38品目の2021年度の輸入額は150億円程度で、ロシアからの輸入額全体(1兆5488億円)の1.1%にとどまります。経済産業省は、国内産業への影響を考えて、代替調達しやすい品目を指定し、海産物の禁輸は見送ったと説明しています。

一方、13日付日本経済新聞は、ロシアからの2021年度の単板輸入額は84億8000万円で、輸入依存度は60%に上り、今後、資材価格の高騰につながる可能性があると伝えています。

そして政府は8日にも、ロシアからの石炭輸入を段階的に削減し、最終的には禁輸する方針を示していました。日本の2021年の石炭輸入量のうち、約1割がロシア産です。

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