2022年5月号記事
閻魔様は怖いぞ!
─誰も逃れられない地獄の沙汰─
「現在の甘露は未来の鉄丸なり」。このことわざが示すように、この世の快楽は、地獄に行けば、鬼から鉄球を飲まされるという苦しみに変わる。
これを知っているかどうかで、あなたの人生は大きく変わるだろう。
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閻魔様は怖いぞ! - Part 2 ソフトバンク、ユニクロ── "金融閻魔"が「現代の悪質債務者」を裁く
ソフトバンク、ユニクロ──
"金融閻魔"が「現代の悪質債務者」を裁く
「地獄の沙汰も金次第」。閻魔大王が下す判決は、金次第で軽くなるという意味だが、その見方は根本的に間違っている。ビジネス界には「金次第でどうにでもなる」と考えて動く企業もあるだろうが、"金融閻魔庁"はそんなに甘くない。
現在あの世で金融閻魔の役割を果たそうとしているのは、「平成の鬼平」と言われた中坊公平氏(*1)。元日本弁護士連合会会長で、整理回収機構の初代社長を務めた中坊氏は生前、バブル時代の過剰融資で破綻した住宅金融専門会社(住専)が抱えた不良債権の回収で脚光を浴びた。国民の血税による損失の補填を少しでも減らそうと、その活躍には目覚ましいものがあった。
そうした中坊氏の霊が"現代の悪質債務者"として名指しした企業は、ソフトバンクとユニクロ。ソフトバンクの孫正義氏とユニクロの柳井正氏への評価は極めて厳しく、あの世から警告が発せられたと見ていい。
(*1)1月に大川総裁が行った「中坊公平の霊言」
ソフトバンクは悪質債務者と変わらない!?
ユニクロのコストダウンは奴隷労働を使った人件費の搾取か!?