《ニュース》
新型コロナウィルスの人工説をめぐり、米モデルナ社が2016年に特許申請を行った塩基配列を逆転させる(逆相補配列)と、コロナの一部と100%一致することがこのほど公開された査読論文で判明しました。これにより、人工説の可能性がさらに高まり、激震が走っています。
《詳細》
コロナとモデルナの間で極めて稀な一致が見られた部分は、本誌・本欄で何度も紹介している「フーリン切断部位」です。コロナの突起部分(スパイクたんぱく質)に位置し、ヒトへの感染に必須とされる同部位は、他の類似したウィルスには存在しないという奇妙な問題があり、なぜその部位があるのかが自然発生説では合理的に説明できていません。
そんな中、フーリン切断部位のコドンと呼ばれる遺伝コードを分析すると、なんとモデルナが、ガン研究のために2016年に特許として申請し、現在所有しているものと一致していることが判明しました(論文名:MSH3 Homology and Potential Recombination Link to SARS-CoV-2 Furin Cleavage Site)。
コロナ・パンデミックが起きる約3年前の時点で、同じ断片があることが見つかったのは、コロナの誕生を見越したかのようにも見えます。論文によれば、コロナの自然変異によって同じ断片が生まれる確率は約311億分の1であるといい、確率としてはゼロに等しいです。
モデルナCEOのステファン・バンセル氏は、このほど出演した米テレビ番組でこの問題を質問され、同社の科学者がそれについて調査しているとし、コロナが事故によって武漢ウィルス研究所から流出した仮説はあり得るという見解を示しました。
《どう見るか》