《ニュース》

中国・同済大学の医療チームが、中国製不活化ワクチンの副反応に関する論文をこのほど発表し、中国人のネットユーザーの間で大きな話題を呼んでいます。

《詳細》

論文は10月下旬に、中国科学院とネイチャー・パブリッシング・グループが共同で発行する英字生命科学誌「セル・ディスカバリー」に掲載されたもの。「中国製の不活化ワクチンでつくられた抗体は、接種から90日でほとんど消失した」「ワクチンの接種から2回目の接種までの間に、免疫力が低下する」といった趣旨を明記し、接種は慎重に行う必要があると提言しています。

なぜ、中国製ワクチンの信頼を損ねるような論文が主要メディアに報じられないかと言えば、メディアの内部に医学誌を解読する見識が足りず、また海外の学者にも、中国政府の息がかかった医学誌を真面目に研究する人は少ないからだと言われています。

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