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米ハーバード・スミソニアン天体物理学センターの著名天文学者エイブラハム・ローブ博士率いる国際チームがこのほど、UFOなど地球外生命体の痕跡を探す「ガリレオ・プロジェクト」を発表し、話題となっています。

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ローブ博士はハーバード天文学科の学科長を最も長い間つとめ、同大学のブラックホール・イニシアチブや全米アカデミーの物理学・天文学委員会議長を歴任するなど、世界を代表する理論物理学者です。

同氏は2018年、ハワイの天文台が2017年に発見していた太陽系外から飛来した天体「オウムアムア」について、「地球外生命体の探査機ではないか」という論文を発表。それ以来、学術界の動揺の眼差しや批判を受けながらも、「暗黒物質や多元的宇宙の追究といった理論物理学の推論に比べれば、地球外生命を探索するほうがはるかに常識に近い」と訴えてきました。

そんななか、同氏率いるチームがこのほど発表した「ガリレオ・プロジェクト」は、「未確認空中現象(UAP)の性質解明」などを手掛けます。高解像度望遠鏡やAIを組み合わせてUAPを検出し、分析するとのことです。

米政府が6月に、UAPを分析した結果に関する報告書を発表しましたが、ローブ氏は「空に見えるものは、科学者としての訓練を受けていない政治家や軍人が解釈すべきものではなく、科学界が解明すべきだ」と述べています。

プロジェクトには、米国のハーバード大学、プリンストン大学、カリフォルニア工科大学、英ケンブリッジ大学、スウェーデンのストックホルム大学の研究者が参加します。

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