《ニュース》
新型コロナウィルスが発生する前とされる2019年10月に、軍関係者のオリンピック「世界軍人運動会」が中国・武漢で開かれた際、多くの国際選手が新型コロナウィルスに似た症状を訴えていたと、米紙ワシントン・ポストがこのほど報じました。
《詳細》
世界軍人運動会は4年に1度開催され、100カ国以上、9000人以上が参加しました。カナダメディアによれば、カナダ軍関係者176人のうち、約3分の1が体調不良を訴え、帰国の際に後部座席で隔離。中国がコロナの存在を認めた20年1月、カナダ軍医が、体調不良の原因はコロナの可能性があると大会に参加した全員に通知しました。
しかしワシントン・ポストによれば、武漢の大会が世界初の感染拡大の感染源(スーパー・スプレッダー)であるかどうかを調べるために、アスリートに対して抗体検査や病気の追跡を行った者はいなかったといいます。
大会開催準備の一環で、同事務局は19年9月18日に、コロナに感染した人が発見されたことを想定した演習を実施。台湾メディアが、検疫を厳しく行うよう同月26日に人民解放軍内に通知された文書の存在を報じるなど、一般的な定説よりも早く、コロナが武漢で広がっていた可能性が高いです。
さらに今回の情報が正しければ、中国は19年10月の段階で、他国の軍人に対して「コロナ生物兵器」を使用し、各国の軍隊を弱体化させ、世界的なパンデミックを画策した疑いがあります。ワシントン・ポストによると、米議員はこの大会に関する調査を、米政府に求めているといいます。
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