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政府は、福島原発の汚染水を浄化した後の処理水について、2年後をめどに海洋放出することを正式に決定しました。
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この海洋放出で問題になったのが、浄化施設で汚染水を浄化したとしても、唯一取り除けない放射性物質トリチウムです。ただ、トリチウムは人体や生態系への影響はないとされ、国内外の原発でも希釈した上で海洋放出しています。
福島原発からの処理水を放出する際は、国の基準の40分の1未満にまでトリチウムを希釈する予定ですが、それでも風評被害が懸念されています。
全国漁業協同組合連合会の岸宏会長は、「(処理水の海洋放出は)極めて遺憾で、到底容認できるものではない。強く抗議する」という声明を発表しています。
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