衛生上の観点から、福島第一原発事故の半径20キロの警戒区域内に残されている家畜が25日から殺処分される。

福島県の昨年10月の調べでは、警戒区域内に376戸の畜舎があり、牛約4千頭、馬約100頭、豚約3万匹、ニワトリ約63万羽が飼育されている。25日に南相馬市小高地区、26日に田村市都路町に県家畜保険衛生所の職員、獣医師らが入り、瀕死状態の家畜については持ち主同意の上で殺処分する。死亡した家畜については、害虫が寄らないように石灰石をまき、ブルーシートで覆う。

昨年3月頃に宮崎県で発生した口蹄疫では約28万9千頭の家畜が殺処分された。日本で連続して大量の動物の殺処分が行われるのは、なんとなく空恐ろしい感じもする。

ちなみに、当時首相だった鳩山由紀夫氏はこの口蹄疫の状況を視察した直後、殺処分された家畜のように自らも「終わり」を感じたのか、辞任した。

大川隆法総裁によると、動物にも人間同様、魂が宿っており、人間ほどではないが喜怒哀楽の感情くらいは持っている。さらにその中でも、牛、馬、豚、犬、猫などの動物は、長い転生において人間の近くで生活をしてきたため、ある程度人間の考えが分かるという。殺された家畜にも鳩山前首相の政治思想が分かり、霊として怒りや哀しみの感情をぶつけたのかもしれないと考えるのは穿った見方だろうか。

現在、菅首相の退任を求める声は野党のみならず、民主党内からも出始めているが、菅首相は福島県の殺処分を視察に行くのだろうか。(吉)

【参考文献】大川隆法著 『不動心』

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