『トランポノミクス』

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『トランプ経済革命』

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いずれもスティーブン・ムーア、アーサー・B・ラッファー共著 藤井幹久 訳
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トランプ政権で大統領首席戦略官を務めたスティーブ・バノン氏が、中国共産党政権の脅威に直面する日本人へのメッセージを語った。

バノン氏は、2016年米大統領選でトランプ陣営の選対責任者を務めて、「米国政治史上で最大級の逆転劇」(『トランポノミクス』スティーブン・ムーア、アーサー・B・ラッファー共著、藤井幹久訳 参照)を演出し、トランプ大統領を誕生させた功労者のひとりだ。2017年1月のトランプ政権発足以降は、大統領首席戦略官に就任し、政権中枢で重要政策の立案に関わった。

最近では、中国共産党の脅威に対する強硬派の論客として活動している。2020年8月には、国境の壁建設のための資金集めをめぐり、詐欺容疑で逮捕される事件が発生しているが、現在は保釈されて、政治活動を継続している。

トランプ大統領も、コロナ問題に関しては「チャイナ・ウイルス」と明言して、対中強硬姿勢を強めてきた(『トランプ経済革命』共著者、訳者は前掲書に同じ 参照)。バノン氏の逮捕は、米大統領選が終盤の山場に入るタイミングでもあり、政治的意図の有無が取り沙汰されている。バノン氏本人は「政治的な謀略」の犠牲者となったとしている。

バノン氏はインタビューで、日本の政治状況にも言及した。安倍首相の退陣という情勢をふまえて、政権与党の親中姿勢に懸念を示し、習近平国賓来日への反対も明言した。インタビュー内容の一部は、以下の通り。

(聞き手 藤井幹久 幸福の科学国際政治局長)

──現在の日本の政治状況は、親中的な勢力が非常に強いです。

安倍政権は、ナショナリズムだったと思います。

──安倍さんは、退任したところです。

はい、そう聞いています。しかし、安倍さんの政党があるでしょう。その政党(自民党)は、ナショナリズムを進めてきたのだとは思いますが、特に理解する必要があるのは、中国共産党に立ち向かうべきだということです。

──そうですね。

中国共産党による日本での浸透工作には、すごいものがありますよね。そういう機関があって、あちこちに金をバラまいています。

ですから、安倍さんや、その支持者や信奉者たちは、「さあ、私たちは中国共産党に立ち向かおう」と言うべきなのです。

──ただ、自民党はだんだん左傾化しています。

知っていますよ。

──今年4月に、習近平を招待しようとしていました。

はい、国賓としてですよね。

──それは、とても悪い選択でした。

私も、そう思います。

──日本人には、あなたのメッセージが必要です。

日本の人々は、立ち上がるべきです。

中国共産党が東アジアを支配したいと考えていることを、日本人は理解するべきです。中国共産党は、東シナ海の支配を考えています。そして、日本を、アメリカの同盟国や太平洋の国々から切り離したいのです。

中国共産党と戦うために立ち上がることは、日本人にとっての絶対の責務であるはずです。

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元大統領首席戦略官スティーブ・バノン氏 独占インタビュー「中国共産党の支配に、日本人は立ち上がれ」【ザ・ファクト】

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